messageアニマルレスキューからごあいさつ
柏崎ルミ (アニマルレスキュー飛騨会長)
人と動物に優しいまち、飛騨をつくる
「アニマルレスキュー飛騨」は7年半前に結成された団体です。「人と動物にやさしいまち飛騨」を目指して、動物の適正な飼育と管理の啓蒙、行き場のない犬猫の里親探し、地域猫活動を行っています。
動物が大好きな
アニマルレスキューのメンバー
私たちはただの動物好きな素人で、獣医師や動物看護師ではありません。でも尊い生命に対してそんな言い訳はできませんから、知識を得るしかないです。メンバーも資格を取得したり、勉強会に参加したり、私は通信で動物看護師の勉強をしています。
みんな本当に動物が大好きなんです。アニマルレスキューのメンバーは、たとえ一人きりになっても活動を続けるであろう、信頼できる仲間ばかり。私にとっては、第2の家族と言える大切な存在です。
特に印象に残っていることImpressive
保護した犬猫をメンバーの自宅で一時預かりし、里親を探す活動も行っています。一頭一頭に忘れられないエピソードがあります。
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17歳の芝犬ジョンくん
17歳の芝犬「ジョンくん」を保護した時は特に印象に残っています。元々の飼い主は高齢のご夫婦。もう施設に入らなきゃいけなくて、ジョンくんを引き取れる身内もいない状況でした。ジョンくんも17歳なのでヨボヨボ、散歩するとフラフラと側溝に落ちちゃうくらい(笑)。
だけどある方が「私も高齢だから元気な子犬の面倒は見れない。だからジョンくんを引き取るよ。」と言ってくださったんです。おかげでジョンくんは車椅子まで作ってもらい、暖かい部屋で余生を過ごせました。そうした心優しい里親さんと巡り会えたら幸せですね。
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我が家で引き取ったビビ
保健所で殺処分する犬猫に関してアニマルレスキューに相談がきます。我が家で引き取った「ビビ」は、元々殺処分の予定でした。保健所で保護されていたビビは人間が怖くて、近寄るとタレションしちゃうくらい。その状態だと引き取り手が見つからなくて、メンバー全員で悩んでいたんです。
しかし今では甘えてくれたり、ちょっとワガママな仕草をしてみたりと随分変わりました。私たちを一生懸命信じようと、ビビは毎日頑張ったと思うんです。そんなビビには、いとおしさと感謝しか思い浮かびません。私の動物への視野を大きく広げてくれた、大切な存在です。
動物たちのために生きていきたいfor the animals
高山で好きな場所は、飛騨・世界生活文化センターの付近です。毎日の犬のお散歩コースなのですが、高山の街並みが一望できるんですよね。この景色の中でいろんな命が生きているんだなって、動物と共存する街のイメージを膨らませています。今ようやく自信を持って言えることは、私は動物たちのために生きていきたい。
アニマルレスキューでは既存の活動に加えて、メンバーがやりたいことをどんどん叶えていきたいです。直近では「猫ヨガ」を、保護猫カフェみたいな場所で開催したい。他にもいくつかの企画が進行していますが、どの企画も目的は同じ。もっと「人間と動物が寄り添い合える世界」を創りたいんです。